毎年梅の季節になると、家族で高尾にある父親の墓参りとセットで、観梅に出掛けていた。高尾の墓地から車で20分ほどの奥多摩の吉野梅郷は、3月中旬頃は、毎年多くの観光客を迎えていた。ところが、2009年に梅の木がウイルスに侵されていることが発見され、2014年までに、吉野梅郷近辺の住居の梅の木から梅の公園まで含め、約15,000本すべてが伐採された。写真の梅は、2009年以前に購買したもので、梅の公園近くの農家が育てた盆栽だ。盆栽にはまったく興味はなかったが、それからと言うもの、花が咲き終わると2~3輪残し枝を切ることを繰り返す。それ以外は他の花と一緒に水やりを続けていた。それでも梅の花は健気に、2月には必ず花を咲かせてくれた。現在吉野梅郷では、地元の人の努力で約4500本の梅を植樹し育てている。昔と同じ賑わいなら、臨時駐車場も出来て、街なかにある農家の梅園で福寿草、蝋梅、ミツマタなども鑑賞出来る。さらに土産物屋での買い物、喫茶店や甘味処もあり、梅の公園までの道すがらは、楽しさ満載。今年は10年ぶりとなるが楽しみだ。
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