10月に入り土曜日・日曜日がなかなか晴天とならず、たまに晴れれば別の予定が入っていたりと、チグハグな日々を過ごしていた。山の紅葉も終焉が近づいた11月26日、前日の雨雲レーダでは関東は晴れ、だが目的地の新潟と群馬県境は曇りか雨。谷川連峰を境に天気はせめぎ合う。高速道路に出ると雲は多いが、青空が多くを占める。赤く染まる赤城山が右手に見える頃より目的地は黒雲が。一瞬赤城の方にと心が揺らぐが、晴れ男の強運を貫く。水上ICを出るころには、フロントガラスを霧雨が濡らす。道の駅で早々とお土産を買い、照葉峡を目指す。山々はオレンジ色に点々と赤を混ぜる。妻と二人歓声をあげながら車を走らす。藤原湖畔では日差しが車を照らすようになり、撮影ポイントが次々と現れ、その度に車を停める。天気予報が幸いしたのか、車は少ない。奥利根ゆけむり街道の紅葉は、高価なカメラの人ばかりだが、私はスマホ。尾瀬の鳩待峠への道を分けるころには、枯れていたブナの葉も黄色味を帯び、心が和む。尾瀬戸倉まで約2時間の、山道のロングドライブが終わる。昨年開業した道の駅でまたまた買い物。舞茸丼を食べ、沼田へと向かう。
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