駅を降り横断歩道を渡り切ると、パトカーのサイレン。何事かと目を凝らすと、一時停止しなかったであろう乗用車が停められている。ロータリーにパトカーがいることは確認していたが、歩行者も車も少なく、なんとも可愛そうな運転手さん。さてその右側には、大きな八王子市営のスポーツ施設、若者の姿が目立つ。突き当たった通りは北野街道ではなく、椚田遺跡公園通りであった。小さな駅だったが、車も多く巨大スーパーなどもあり、予想よりずうっと賑やかであった。目指す初沢城へと歩を進めると、私が30年以上愛用するスバルの研修所が突然現れ、しみじみと見とれてしまった。道はやがて上り坂となり、神社へといざなう。5mはあろうと思われる菅原道真公の銅像が祀られているが、どこか奇妙な感は免れない。しっかりした登山道が作られ、3~4人の登山者に出会う。頂上には「高尾浅川自然を守る会」の親切な看板があり、開発業者と闘い自然を守ってきたようだ。鎌倉時代の築城で後に八王子城の出城になったようだ。周囲は樹木で見晴らしが効かず、当時の姿を垣間見ることは出来ない。写真の黄色い建物は、以前から京王線からよく見え気になっていたが、やっと正体が分かった。新興宗教の建物ではなく、高尾やすらぎ霊園と言う。
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