10月1日未明、休みなく吹き付けるヒューヒューとの、余りの強風に思わず目覚めてしまった。私の体感では今年一番の強風だ。10分ほど目をつぶってまどろんでいたが、ついに寝ることを諦めた。すると今度は色々な心配事が頭をよぎる。会社の事務所として使用している家は木造2階建で、すでに築80年は経過している。今どき珍しい、物干し台もついた貴重な家だが大丈夫だろうか? 屋根は波板なので剥がれはしないか、とやきもき。そんな事を思い巡らしていると眠れなくなるほどの強風だった。時折雨がガラス戸を激しく打つが、どうやら雨はさほどではない。寝たのか起きていたのか、たまに目が覚めた記憶もあるということは、どうやら途切れ途切れの睡眠だったのだろう。普段出かける6時に家を出て会社にたどり着くと、何と物干し台は凛として立っているではないか。その健気さに感動したが、そろそろお役目ご苦労さまをするようになるだろう。