5月と8月の連休の東北釣行は、通常はキャンプ場での宿泊となっているが、たまにはと、岩手県の遠野温泉の民宿に一泊した。遠野市はカッパ伝説と民話の語り部が有名で、ホテルなどに宿泊すると、必ず語り部のプランがある。さてこの民宿は急に予約したこともあり、部屋は旧館でも良いかと念を押された。なるほど、念を押す意味をいまさらながら分かった。畳は軋む、布団は固く重く、便所も和式だ。風呂は岩風呂と説明があったので期待したが、浴槽は家庭風呂で、壁には石が貼ってあった。男二人では浴槽がちょっとキツイ。悪いところばかりが目につくが、夕食にはビックリポン!各種山菜料理・天ぷらは行者ニンニクもあり、なかなかのものだ。スズキの刺し身、汁物も味付け絶品。久し振りに岩魚の塩焼きも食べてしまった。10品ほどが出たが、どれもよかった。実はこの民宿、遠野の街で割烹料理店を営業していると聞き納得。どおりで洗練されたものが出てくる筈だ。この味ですべて帳消しとなった。