テレビから流れる「女性の人は土俵から降りてください」に一瞬耳を疑った。大相撲は「女性を土俵に上げない」ことは認識していたが、まさか人の生き死に関わる事態で、何を言っているのか。古来神事に関わる行事、との言い伝えがあるが、「女人禁制」は何時から言われるようになったのか。山岳信仰の世界でも、「女人禁制」はある。山によっては女人堂と言って、女性はその場所までは登れるとした。しかし現在では山ガールが溢れ、カラフルな登山風景となっている。女性の出産や生理に於ける血を持って、汚らわしいとは何事か。パワハラ・セクハラのたぐいその物ではないか。そろそろ、神聖との名の元での「女人禁制」など葬り去ってほしい。