前のエッセイで、ウオーキングを始めたことはお知らせしましたが、そのこととつながる話です。ウオーキングの芦花公園の外周コースは、ほぼ四角形のコースだが、環状8号線と平行する場所がある。
その環8(カンパチ、地元ではこう呼んでいる)沿いの場所に、ある日奇妙な(失礼)音が聞こえてくる。
それは歩きはじめて10日ほどだった頃と記憶している。
近づくと、茂みの奥に一人の男性が、サックスを抱え吹いているのが見えた。
何も薄暗い、蚊に食われそうなところでやらなくてもなどと、余計な心配。
それにしても我慢強いのかな?
2周目となり、そのサックスの音に近づいていく。
やはり1周目と同じフレーズ、3周目も同じだ。
その3日後、今日は別のフレーズとなった。それも3周はまったく同じ短いフレーズが聞こえてくる。
ランニング、ウオーキングの人たちを見ながらのウオーキングも楽しいが、
一心不乱に吹くサックスの音はもっと楽しい。